令和4年5月19日(木)
今年で42年目を迎える月1回の講座です。コロナ禍で退会者も多く48名の会員でスタートしました。向学心旺盛で、行動力のあるステキなシニアばかりです。
開講式では委員長より運営委員の紹介や、館長からは今年度の学習プログラムの発表がありました。
第1回は「世界遺産~遺産の世界的価値を知ろう」
講師は九州国立博物館世界遺産室主任技師の正田実知彦さん
日本にある22カ所のうち宗像・沖ノ島と関連遺産群は人気ワースト2だったそうです。
もっとたくさんの人に宗像の遺産の素晴らしさを知ってもらいたい、正田さんの熱い思いが伝わりました。
身近にある世界遺産のこと、話を聞くうちにだんだんと引き込まれていきました。
宗像・沖ノ島と関連遺産群、特に沖ノ島は一般の人は簡単に立ち入ることができないだけに何か神秘的な雰囲気に包まれています。
世界遺産に認定されたポイントは2つ。
そのⅠ) 古代アジアの国々と活発に交流していたことを伝える宝物が数多く発見されたこと。
そのⅡ) 沖ノ島の信仰が1600年前から現在まで継続していることは非常に珍しいこと。
沖ノ島は海の正倉院とも言われるほど歴史的遺産が豊富です。禁忌事項の一つに一木一草一石持ち出すべからずとあることも要因かと。
話を聞くうちにますます興味を持ちました。可能であれば一度沖ノ島に足を踏み入れてみたいものです。
教室生の感想も、改めて関心を寄せられた声が多数寄せられました。