令和4年10月20日(木)10:00~11:30
高齢者を狙う悪質商法
~ 手口を知って、地域で撃退 ~
講師:黒川 尚子さん(金融広報アドバイザー)
高齢者に気をつけてほしい消費者トラブルについて、自らの相談事例を盛り込みながらお話しいただきました。
”自分は大丈夫”と思っていても、いざその場面に直面するとほんとに大丈夫なのか、いささか自信が揺らぐような気になるような内容でもありました。
事例
① 架空請求
「有料動画の未納料金があります。本日中にご連絡なき場合には法的手段に移行します。」
→相手にしない/無視する
② 定期購入
「お試し」のつもりが定期購入になっていた →ネット注文の際は「最終確認画面」でチェック項目を必ず確認をする
③ 送りつけ商法
「註文した覚えがない商品が届いた。」→支払わない/受け取り拒否も可能/自由に処分可能
でも贈り物の可能性もあり。家族への確認も必要。
④ 点検商法
「火災保険を使えば自己負担0円で屋根の修理ができる。」→本当に事故での損害であれば業者に依頼せずに直接保険会社へ連絡を。
⑤ 偽のセキュリティ警告
「突然パソコンから警告音が鳴り画面にウイルス感染の表示が出た。」→偽の表示と考えられる時は画面を閉じる/絶対に連絡しない
⑥ 訪問購入
「不用品を何でも買い取ります。」業者から電話があり、家に訪ねてきた。→目的は貴金属。家に入れない/一人で対応しない/モノを見せずきっぱり断る/クーリングオフ可能
クーリングオフ
不意打ちの勧誘などで「しまった」と思ったらクーリングオフ。
要注意!クーリングオフができないケース
・店舗での購入 ・通信販売での購入
参加者のアンケートからも、「わかっているつもりであったが、話を聞いてみて認識を新たにした」など、参考になったとの声がたくさん聞かれました。
今回の講座が悪質商法を撃退することに役立てばと思います。