2月13日(土)10:00~12:00
聖一国師が開いた海蔵寺の探索
講師は桃﨑祐輔先生(福岡大学人文学部歴史学科教授)
海蔵寺については『筑前国続風土記拾遺』巻之43鳥飼村の項に記載されています。
「本村町方に在。龍宮山と号す。禪宗済承天寺の末寺なり。開山は聖一國なり。建立の年代詳ならず。はじめは枝郷別府にあり。(其辺に東蓮寺といふ寺址もあり)寺内に大日堂あり。」
由緒をたどれば「海蔵寺」は、当初は「別府」にあったことがわかります。
開祖は「聖一国師」とされているが、本当は開山僧自身は二世となり、自分の師匠を名誉開山としたのではとのこと。勧請開山と称されているそうです。
前述に「東蓮寺といふ寺址」という記述があり、興味を惹かれるものがあります。別府公民館内で東蓮寺の存在について検証を重ねていました。この後の展開の指針になればと思っています。