今月は、人権について考える講座です。
講師は、福岡市人権啓発推進指導員の笠原 嘉治さん。
作家「司馬遼太郎」が著した歴史小説、エッセイを人権という目を通して読んだときに著述の中で何を訴えたかったのを教えてもらいました。
例えば、”医療行為を通して見せた身分制批判”のところで「医師にとって、病人という対象があるのみだ。階級や貧富の差は医師の関知するところではない。病院は特権階級の奉仕者ではない」(胡蝶の夢)というくだりは、まさに人間皆平等を訴えています。
司馬遼太郎はかってよく読んだ作家の一人。本棚で眠っているものを引っ張り出して改めて読んでみようと思います。
3月15日はいよいよ本年度の閉講式。
講座は、落語と日本舞踊 粗忽家勘心さん・粗忽家すず柑さんの登場です。